2005年09月10日

愛知万博で世界の料理2-アジア・中東

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「愛知万博(愛・地球博)」の世界の料理めぐり、まずはグローバルコモン1(アジア、中東)からリポートします。

グローバルコモン1に集ったパビリオンは、以下の国々です。




サウジアラビア
イエメン
カタール
イラン
インド
ネパール
中央アジア共同館
バングラディシュ
パキスタン
スリランカ
ブータン
モンゴル
中国
韓国

しかし、入場口付近に、のっけから濃い国が勢ぞろいとは...(笑)。

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中でも笑ったのは、イエメン館。プロローグでも少し触れましたが、館内がほとんどバザール状態。もちろん、商品に値札などついていません。つまり、手ごわいアラブ商人と、いきなり丁丁発止の?値引き交渉が体験できるというワケ。

同じ中東でも、石油で潤っている、隣のサウジアラビアカタール館の余裕とは大違いです。売り子の写真を撮ろうとすれば、すかさず「ハイ、1000円」(これはさすがに冗談でしょうが)。

しかしながら、館内では本場のモカコーヒーが飲めたり、イエメン料理の食堂があったり(イエメン弁当などという、魅力的なメニューもありました。ただし、本格的なイエメン料理というよりは、カレーと銘打った中東全域の汁物料理がメイン)と、私にとっては、お役所的な展示物よりずっとおもしろかったですね。

ちなみに、イエメン館の建物に使われているレンガは、はるばる本国から運んできたものだそうです。

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ディープさなら、大御所・インド館も負けていません。1階は、ごくオーソドックスな展示会場なのですが、本領を発揮するのは、2階のショップコーナーです。食品、衣料品、置物などのお店が並んでいて、海千山千のインド商人が集う、インド観光地のみやげ屋の雰囲気そのもの!

どこの店にも常駐している、やけに流暢な日本語をしゃべるインド人。そして、「あなただけ特別に安くしてあげる」と、切り札の常套句をお客の耳元でささやくのも、インドと同じだわ?。私は、カレー粉2個を900円に値切って買ったつもりなのですが、あとで冷静に考えるとあんまり安くなくて、やられたぁ、なんて(これもインドと同じ...)。

館内には、「マサラ・ボリウッド」(上左写真)という、ぶっ飛んだ名前のインド料理店がありました。いかにもインドの食堂風な造りで、ふらふらっと入ってみたくなるのですが、先の万博の達人・Mさんによると、「あんまりおいしくない」とのこと。

ブータン館なんぞで珍しい料理が食べられたらなぁ、なんて思ったのですが、残念ながら料理は写真(上右)だけでした。

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そこで、向かいにある、Mさんご推薦のスリランカ料理店に入りました。プレハブの大衆食堂風な店内で、従業員は、全員スリランカ人。現地っぽいムード満点です!こちらは、新宿のスリランカ料理レストラン「コートロッジ」のプロデュースだそう(ここ、職場の近くで、ときときどきランチを食べに行っているところでした)。

私は、がんもどきのようなスリランカ風豆腐の入った、南アジアのベジタリアン・カレー(写真)を注文してみました。味はナイス。ただ、値段は1000円強と、万博全体の食事にいえることだけど、ちょっと高めな印象でした。

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というわけで、節約のために、東京にレストランのある国はなるべく食事をせずに、珍しいグッズを買うことにしようと考えました。上の左写真はモンゴル館で売っていた、ジンギスカン印のウォッカの小瓶150円(安い!)と、何だかよくわからない?モンゴル・スープの素500円です。

モンゴル館にはキッチュなグッズがそろっていて、なかなかおもしろかったですよ。

***

ひとつのコモンでこの国数なので、長い行列ができている中国韓国館は、残念ながらパスしました。ちなみに、どこまで真実かわかりませんが、これら2国が、(大型車の通れる)広い道路に接した奥にあるのは、テロ等に狙われやすい国だからだそう。いわれてみれば、アメリカ館もしかり、でしたっけ。

愛知万博で世界の料理3?北米、中米、南米に続きます。



profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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